式の編集 クリスタルレポート


VB TIPS AND SAMLPE CrystalReportの基本

式の編集 クリスタルレポート

今回は、下記画面のように出力を調整していきます。
実際、データベースから出力されたままのレポートでは少々見にくいので調整が必須です。
式の編集の完成版
ここで行うこと。

重複データの非表示

重複データ
北海道が、ずらっと出力され続けていますので、見にくいと感じるかもしれません。
同じ内容だし、不必要だな?
と言う時に便利なのが、「重複データの非表示」と言う機能です。
言葉通り、重複している値は最初の一回だけ表示されて(出力されて)後は非表示になります。
この機能を使うには、
prefのオブジェクトを選択、右クリック、「オブジェクトの書式設定」を選択します。
オブジェクトの書式設定
次に、表示されるダイアログで重複データの非表示をチェックします。
重複データの非表示
OKを押して、保存します。
以上で、北海道の重複表示が消えています。
北海道の重複表示が消えています
ちなみに、グループ化したときのヘッダのグループ名 #1は削除しておきます。
グループ名の削除

非連結フィールドの挿入と式の編集

最後に、郵便番号を〒マークをつけて、先頭3桁-残りの桁を表示 のように整形して出力しましょう。
まず、「非連結フィールドの挿入」を行います。
画面では説明上残っていますが、もともとあったPOSTは選択、削除しておきます。
ドラッグドロップで、詳細フィールドのprefの箇所におきます(画面ではグループヘッダになっています。後からドラッグドロップで移動させればOKです。作業しやすいところにおいてください)。
非連結フィールドの挿入
挿入できたら、オブジェクト名を変更しておきます。
オブジェクト名前の変更
ここでは、postにしておきます。画面の表示は@POSTになります。
画面上の@POSTを選択、右クリックで、「式の編集」を選択します。
表示された画面の赤囲いの所を、使い慣れているVisualBasicに変更して、
出力変数?のformulaに整形した文字列を出力します。
式の編集
※今回は省いていますが、If IsNull(フィールド)=true Then の条件分岐式を書いておいたほうがベターです。
NULLは””空白の出力みたいに・・・
NULLだとクリレポは確かエラーになったと思います。

テキストオブジェクトの挿入

データベースから直接表示されたレポートは、データベースのフィールド名がそのままでていますので、
一般的に分かりやすい項目名に変更します。
その場合は、テキストを挿入して、文字を打ち込んでおけば大丈夫です。
テキストオブジェクトの挿入

オブジェクトの縦横を揃えます

また、挿入したものの縦横がそろっていないと見栄えが良くないのでそろえます。
そのような場合は、Shiftキーを押しながら、マウスでオブジェクトをクリックすると複数選択できますので
選択し、揃えるボタンがありますので、それを使って揃えます。
最後に選択したオブジェクトが基準となります。
揃えるボタン

罫線の挿入

罫線の挿入は簡単で、挿入したい場所で、右クリック、挿入--線 で挿入されます。
挿入後は、その罫線を選択、右クリックで「オブジェクトの書式設定」が表示されるので
お好みの線の太さ、右左のポイント、高さ調節を行います。
以上で、完成です。